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看護師のキャリアサービスを徹底解説
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「もう夜勤は嫌だ…」看護師でも、ワークライフバランスが取れた病院やクリニックはどこ?6つの施設を徹底比較

ワークライフバランス

看護師として働く中で、「もっと収入を増やしたい」「夜勤が負担に感じる」「業務量と収入が見合わない」といった悩みを抱える方は少なくありません。しかし、看護師の働き方は勤務先の病院や施設、雇用形態、勤務時間によって大きく異なります。このような情報を事前に把握しておかなければ、転職後に「こんなはずではなかった……」と後悔してしまう可能性もあります。

  • 勤務する施設や働き方によって異なる看護師のワークライフバランスについてまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。

勤務する施設の種類と特徴は?

看護師が働く施設は大きく6つに分類されます。転職を考える際は、まずどの施設で働きたいかを明確にすることが大切です。

  1. ① 病院

  2. ② クリニック

  3. ③ 介護施設

  4. ④ 訪問看護

  5. ⑤ 検診センター

  6. ⑥ 一般企業

それぞれの特徴を詳しくご紹介します

① 病院

病院の看護師は医療チームの一員として患者さんのケアや診療の補助を行います。具体的にはバイタルサインの測定や検査の補助、投薬、処置、患者さんの日常生活の支援などが主な仕事です。また、急性期の患者さんを対象にすることが多く、緊急対応や多様な医療処置が求められます。

シフト制で夜勤があるため、ワークライフバランスの調整が難しい場合があり、ストレスや長時間労働になってしまうこともあります。

特徴・
メリット
高度な医療行為に携わる機会が多く、キャリアアップが期待できるとともに、専門性を深めることができます。

② クリニック

外来患者さんの診療補助や健康管理が主な仕事です。具体的には、診察前の準備、バイタルサインの測定、注射、採血、患者さんの健康相談などが含まれます。病院に比べて患者さんの急変が少なく、比較的ゆったりとしたペースで働くことができます。

残業や夜勤が少ないため、ワークライフバランスが取りやすいですが、医療処置の種類が限られるため、スキルアップの機会が少ない場合もあります。

特徴・
メリット
患者さんとのコミュニケーションが多く、人と関わる仕事が好きな人に向いています。

③ 介護施設

入居者の健康管理や医療処置、介護スタッフとの連携が求められます。具体的には、バイタルサインの測定、服薬管理、傷の手当て、リハビリの支援などを行います。介護施設では、医師が常駐していない場合が多く、看護師が自主的な判断と行動が求められます。

医療行為が少ないため、看護師としてのスキルアップが難しい場合もあります。介護士と連携しながら入居者の生活全般をサポートし、コミュニケーション能力や体力が必要とされます。

特徴・
メリット
夜勤や残業が少なく、ワークライフバランスが取りやすい

④ 訪問看護

患者さんの自宅を訪問して、健康管理や医療処置、日常生活の支援を行います。具体的には、バイタルサインの測定、注射、点滴、リハビリの指導などです。訪問看護は、患者さんの生活環境に合わせたケアが求められ、柔軟な対応が必要です。

ですが、移動時間がかかるため、効率的なスケジュール管理が求められます。患者さんとの密接な関係を築きやすく、個別のケアが可能な反面、孤独感やストレスを感じる人も少なくありません。

医療行為が少ないため、看護師としてのスキルアップが難しい場合もあります。介護士と連携しながら入居者の生活全般をサポートし、コミュニケーション能力や体力が必要とされます。

特徴・
メリット
勤務時間は比較的自由で、ワークライフバランスが取りやすい

⑤ 検診センター

健康診断の実施や結果の説明、生活習慣病の予防指導が主な仕事です。具体的には、血液検査、X線検査、心電図検査などの補助や、検査結果に基づく健康指導を行います。検診センターでは、健康な人を対象にすることが多く、医療処置が少ないため、ストレスが少ない職場です。
健康な方を対象としているため、高度な医療行為は多くありません。比較的安定した環境で働くことができますが、病院などに比べると専門性の高いスキルアップは難しい場合もあります。

特徴・
メリット
勤務時間は日勤のみで残業や夜勤はほとんどなく、ワークライフバランスが取りやすい

⑥ 一般企業

一般企業における看護師の仕事は、医療機関とは異なる環境で専門知識を活かし、多岐にわたる役割を担います。勤務時間は企業の営業時間に合わせるため、残業や夜勤が少なく、ワークライフバランスが取りやすいです。

ただし、看護師としての専門性を活かしにくい場面もあります。また、企業文化に合わせた柔軟な対応力も求められます。

従業員の健康管理と産業保健

企業の健康管理室や医務室で、従業員が元気に働けるようサポートします。健康診断の企画や運営、ストレスチェック、健康相談、生活習慣病の予防指導、メンタルヘルスケアなど、幅広い業務を担当します。医療行為は少なく、健康づくりや病気の予防に重点を置いているのが特徴です。

研究開発・治験関連業務

製薬会社や医薬品開発受託機関(CRO)では、治験コーディネーター(CRC)や治験モニター(CRA)として働きます。CRCは被験者のケアやスケジュール管理を通じて医療機関と製薬企業をつなぎ、CRAは治験データの収集や品質管理を担います。看護師ならではの観察力やコミュニケーション力が活きる仕事です。

教育・情報提供

ナースエデュケーターとして、医療従事者や患者に医薬品や医療機器の使い方を教えます。製薬企業や医療機器メーカーでセミナーやトレーニングを行い、製品が正しく使われるようサポートします。

品質管理・製品開発支援

医薬品や医療機器の品質管理部門では、製造過程の安全性をチェックしたり、規制対応を支えたりします。また、製品開発の初期段階で、看護師の視点から使い手のニーズを反映させる役割も増えています。

カスタマーサポート・健康相談

コールセンターやヘルスケア企業で、電話やオンラインで健康相談に応じたり、医療情報を提供したりします。患者や一般の人々の質問に答えることで、健康意識を高める手助けをします。

その他

企業によっては福利厚生プログラムの企画や感染症対策、職場環境の改善、地域の健康イベントの運営など、看護師の知識を活かしたプロジェクトに関わることもあります。企業のCSR活動の一環として、地域貢献に携わるケースも少なくありません。

看護師が働く3つの勤務形態

看護師の働き方は、勤務時間や勤務日数によってさまざまな形態があります。一般的な分類として、「夜勤ありフルタイム」「日勤のみフルタイム」「日勤パート」の働き方について、それぞれの特徴を解説します。

① 夜勤ありフルタイム

フルタイムで勤務し、夜勤にも従事する働き方です。夜勤後の休日が多く、プライベートな時間を確保しやすいという声もありますが、勤務体制によっては生活リズムの調整が難しい場合があります。

一般的に、夜勤には2交代制と3交代制があります。2交代制は1回の勤務時間が長くなる傾向があり、疲労が蓄積しやすい可能性があります。

一方、3交代制は勤務時間が比較的短いものの、シフトの切り替えが頻繁になるため、生活リズムが乱れやすいと言われています(具体的な夜勤回数や交代制の特徴は勤務先によって異なります)。

メリットは夜勤手当が支給されるため、収入を増やすことができる点が挙げられます(具体的な手当の金額は勤務先によって異なります)。デメリットは、2交代制の場合は長時間勤務による身体的な負担、3交代制の場合は不規則な勤務時間による生活リズムの乱れなどが考えられます。健康管理には特に注意が必要です。

特徴・
メリット
夜勤手当が支給されるため、収入を増やすことができる

② 日勤のみのフルタイム

日中の時間帯にフルタイムで勤務する働き方です。生活リズムが安定しやすく、家族や友人との時間を確保しやすいのが特徴です。子育てや趣味など、プライベートとの両立を目指しやすいでしょう。

メリットは、夜勤がないため身体的な負担が比較的少なく、規則正しい生活を送ることができる点です。デメリットとしては夜勤手当がないため、夜勤のある働き方と比較すると収入が低くなる傾向があります。また、緊急対応などの機会が少ない場合、スキルアップの面で物足りなさを感じる可能性があるかもしれません。

特徴・
メリット
夜勤がないため身体的な負担が比較的少なく、規則正しい生活を送ることができる

③ 日勤パート(非常勤)

週に数日程度、または1日に数時間といった短時間で勤務する働き方です。勤務時間や勤務日数を自分の都合に合わせて調整しやすいため、育児や家事、副業などと両立しやすいのが大きな特徴です。

仕事とプライベートのバランスを取りやすいため、プライベートな時間を重視したい方に向いています。メリットは、勤務時間や日数の柔軟性が高く、夜勤がないため身体的な負担が少ないことです。精神的な負担も、正社員に比べて少ないと感じる方もいるようです。

デメリットとしては、正社員の看護師と比較すると収入が減るケースが多く、賞与や退職金がないことも少なくありません。また、キャリアアップの機会は限られる可能性があります。さらに、勤務時間によっては社会保険に加入できない場合があることも考慮する必要があります。給与は一般的に時給制で支払われます。

近年では、パート看護師向けの研修制度を導入したり、キャリアアップ支援制度を設けている医療機関や施設も増えています。自分らしい生活を送りたいと考えながら看護師として働きたい場合、パートという働き方は有効な選択肢の一つとなるでしょう。

特徴・
メリット
勤務時間や日数の柔軟性が高く、夜勤がないため身体的な負担が少ない

雇用形態ごとの3つの働き方

転職を検討する際、ご自身のキャリア目標やライフスタイルに合った雇用形態を選びたいと考える看護師の方は多いでしょう。看護師の雇用形態は、主に3種類に分類され、それぞれ安定性や柔軟性に特徴があります。

  1. ① 正社員

  2. ② 派遣ナース

  3. ③ 応援ナース

① 正社員

医療機関と直接雇用契約を結び、福利厚生(健康保険、厚生年金、雇用保険 など)が充実しています。賞与(ボーナス)が支給される場合が多く、長期的なキャリア形成が可能です。シフトは固定制であることが一般的ですが、勤務先によって異なります。

平均年収は、約480〜500万円とされていますが、これは賞与を含めた金額であり、経験や勤務先、夜勤手当、残業手当によって変わります。基本給に加え、夜勤手当、残業手当、そして年間の賞与が収入の主な構成要素です。

安定した収入と充実した福利厚生が大きなメリットです。また、リーダーや管理職へのキャリアアップや、教育体制によるスキル向上が期待できます。一方でシフトの柔軟性は低い傾向があり、残業や夜勤によってプライベートの時間が制約される可能性があります。また、基本的に固定の勤務先となるため、多様な環境での経験は限られます。

特徴・
メリット
リーダーや管理職へのキャリアアップや、教育体制によるスキル向上が期待できる

② 派遣ナース

派遣会社に雇用され、そこから医療機関や介護施設などの勤務先に派遣されます。勤務先や勤務時間、働く期間(短期から長期まで)を比較的自由に選べるのが特徴です。福利厚生は、派遣会社のものが適用されます。給与は時給制であり、都市部では平均1,500円〜2,500円程度、地方では1,200円〜1,600円程度が一般的です。

夜勤時は割増賃金が適用され、時給が上がる可能性がありますが、一概に3,500円以上になるとは限りません。原則としてボーナスや昇給はありません。収入は勤務時間や時給に大きく依存します。勤務先や勤務時間、働く期間の自由度が高いため、自分のライフスタイルを優先しやすく、子育てや副業と両立しやすいのが大きなメリットです。また、さまざまな医療機関や施設で働くことができるため、多様な経験を積むことができます。

デメリットとしては、福利厚生が正社員に比べて限定的であること、雇用保障が不安定な場合があることが挙げられます。社会保険(健康保険・厚生年金)への加入には、雇用契約が2ヶ月以上かつ勤務時間が月120時間以上(週30時間以上)などの条件を満たす必要があります。加えて、派遣先での人間関係を新たに構築する必要がある上、原則として同じ職場で3年以上働くことはできません。

特徴・
メリット
勤務先や勤務時間、働く期間の自由度が高いため、自分のライフスタイルを優先しやすく、子育てや副業と両立しやすい

③ 応援ナース

人手不足の病院や地域へ、期間限定の常勤として派遣される看護師のことです。全国各地で働く機会があり、雇用元は派遣会社ではなく、勤務先の医療機関と直接雇用契約を結ぶことが一般的です。契約期間は短期であることが多く、安定性に欠ける側面があります。

給与は日給制であることが多く、平均1万円以上となる場合があります。夜勤を行った場合はさらに高額になる可能性があり、月収で35〜45万円程度が相場ですが、都市圏ではより高収入も期待できます。収入は勤務日数や夜勤の有無によって大きく変動します。

比較的高収入を得られる可能性があり、多様な地域や医療機関で経験を積むことができるのが主なメリットです。短期間の勤務により、ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が可能です。新しい環境での経験はスキル向上の機会にもなり、勤務地をある程度選べる場合もあります。

デメリットとしては契約が短期間で雇用が不安定、頻繁な環境変化への対応、福利厚生の限定、長期キャリアの構築が難しい点が挙げられます。昇給やボーナスも期待しにくいです。

特徴・
メリット
比較的高収入を得られる可能性があり、多様な地域や医療機関で経験を積むことができる

でも、ちょっと待って!「どこの施設に転職するか」を考える前に

看護師の働き方を勤務先の施設、勤務時間、雇用形態別に解説してきました。

どの病院や診療科に転職する場合でも、もしあなたがより高い収入を目指しているのであれば、転職よりも副業の方が適しているかもしれません。そもそも、最適な転職先を自分だけで判断するのは難しいものです。

いきなり転職サイトに登録して転職を進めてしまうと、それが本当に自分が望むキャリアパスなのか分からないまま進んでしまうこともあります。

  • そんな方は、キャリアコーチングを受け、まずは自分の転職軸を明確にすることをおすすめします。

コーチングサービスについて詳しく知りたい方は、こちらをお読みください。

  • 看護師向きのおすすめのコーチングサービスは?大手サービス4つを徹底比較
    転職

その中でも、看護師がコーチングを受けるなら「ポジナス」がおすすめです。
ほかの施設への転職を決める前に、ぜひコーチングを活用してみてください。

ポジナス

参考データ
※1. 施設の特長は、医療21、日本看護協会、ジョブメドレーの情報を参考
※2. 勤務時間は、日本看護協会2023年調査に基づく
※3. 給与データは、マイナビ看護師(正社員年収488.9万円、2023年)、ナースパワー(応援ナース月収45~50万円)を参考